HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「投資リッチの告白」読んだぉ!

先日、著者のジョニー上条さんにたまたまお会いした。かつ、共通の知人がいることがあっさりわかり、やはり世界はせまいと実感した。

投資リッチの告白 (光文社ペーパーバックスBusiness)

投資リッチの告白 (光文社ペーパーバックスBusiness)

先日から国債とか投資とかについて考えているけど、ほとんど同じ結論に上条さんが達したのだと本書を読んで知った。

いわば日本の資産と負債の全部をバランシートに書き込めば、海外での国債の消化が少ないので、負債と資産はほぼバランスする。上条さんが指摘されるように、国債がいくらふえたとして国が本気で金融資産と国の借金を相殺するつもりになったら可能だということだ。なおかつ、日本のバランスシートの特徴は、国債の4分の3を金融機関がもっていることからもわかるように、圧倒的に金融資産が大きいのが特徴だ。相殺しても、ハイパーインフレになっても、金融資産は消える。

私なりの言葉でいえば、日本ではこれから次第に人口が減少し、日本の円で変える「選択肢」が減っていく。「選択肢」が減るということは、貨幣の価値が減少することだ。であれば、日本には「選択肢」が豊富にあると海外からも評価されているので、為替がそこそこの水準を保っているいまのうちに、もっている金融資産で海外の資産を買え!というのは実に正当な結論であり、上条さんには先をこされてしまったなぁということになる。しかも、これから「選択肢」が間違いなく増えていく国に投資すべきだというのもごもっとも。さすが、ジョニー上条さん

■追記

上条さんからさっそくメッセージをいただいた。本を出すもうひとつの意味があったということですな。

(この本の)収益の一部は
カンボジアの学校などに
寄付をさせていただきます