いんやぁ、おもしろかった。
- 作者: 高橋洋一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: 単行本
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私はちょっとひねくれていて、答えがそこにあるとわかっていても、自分で考えてみるまで見たくないというポジションをとることがある。期待以上であることはわかっていても、今日まで本書を開かなかった。ウェブ上にいくらでもヒントはあるので、それでも全然正解にはたどりついていない、見当違いのことばかり考えていたことはわかっていても、ちょっと意地をはっていた。
ともあれ、とにかく本書はすごい。頭のいい人というのはいるもんだと改めて思った。なんというか物事の組み立てものできる人だといった方がいいのかもしれいない。何人かそういう方とお会いしたことがあるが、もう自動的に頭が動いてしまう感じらしい。
id:fromdusktildawnさんにはぜひ読んでいただきたい。日本政府の抱える債務のインパクトについて非常に納得できる記述が本書にある。こういう小著にこれまでの日本の改革の構造と、日本の抱える問題の処方箋が詰められていることは素晴らしいのひとことだ。