ryoクンの歌を聞いているとこころが震える。
歌なんて、恋愛なんて、もう卒業だと思っていた。
この年で初音ミクなんて、恥ずかしい。
いっぱい聞いてみたけど、どの歌でもどきどきするわけじゃない。
ryoクンの歌にだけ...痛いくらいに伝わってくる。
MP3プレーヤーに入れて何度も何度も聞いたので、「メルト」と「ワールドイズマイン」はすっかり歌える。
ryoさんがこころの中の少女は、とても女の子らしい。かわいい!
女の子が好きな男の子に近づいたり、手をつないだりして、どきどきする鼓動まで伝わってくるよう。
どの詩も聞いているといきができないくらい胸が痛くなる。
ryoさんのこころの少女の姿に私は誰かを重ねているのかもしれない。
■それから、それから、
ryoさんの初音ミク向けオリジナルですごいなぁと思うのは、たぶんリアルの女の子だと出しきれない高音で歌わせるとか、非常に歌いにくいメロディーラインと詩をからめるとか、かなり工夫されているところだ。たんにリアルな女の子が歌っていた曲を歌わせる次元を超えて、初音ミクの特徴を生き生きと生かしているのがすごい。
なおかつすごいのが、メルトを歌ってくださったガゼルさん。
初音ミク向けに造られた「メルト」を軽々と歌ってらっしゃる。たぶん、ryoクンはメルトで高音すぎてミクの声すら合成すぎる印象を与えてしまった反省から、めずらしく路線の似た「ワールドイズマイン」を出したのだと私は思っている。
ガゼルさんは引退されてしまったと聞いた。本当ならとても残念。
■参考