HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

自己欺瞞、つーか君子なき時代の君子論

やっぱり読み応えがある。

「箱」の話との対比でそもそも考えていたのだが、すでに「自己欺瞞」について安冨歩先生は考えていらしたようだ。

ちょうど先日読んだ安冨歩先生*1の本と表裏の関係ではないだろうか?

箱を中からみるとハラスメントに見える - HPO:機密日誌

まだ読了できていないのだが、「選択」の問題を社会全体で解こうとすると「道」を示す人物、君子を想定しないと解けないと私は思う。ローマ帝国でなぜ共和制の後に帝政が来たかの答えではないだろうか?

いまの民主主義も決して「歴史の終わり」ではない。

それにしても、フリードマンが安冨先生がお嫌いだというのは必然ではあるが驚き。

ようやく読了した。大変貴重な体験であった。いくつか疑問に思って来たことの糸口をいただいた。

「インフレは貨幣的現象」 - HPO:機密日誌

デカルト的明晰さ」が確かにフリードマンにはある。そこに魅了されるのはまだ浅はかなのか?

■追記

ご同慶のいたりです。

共同体という幻想が破綻した時代の思想家,孔子は現代においてもっと読み直されるべきなのだろう。

ページが見つかりません:@nifty