まだ全容がわからないままだが、一部マスコミの強調しているところがちと違うのではないかと思う。
対象製品は全国の住宅など約10万棟に使われ、うち少なくとも約4万棟分は大臣認定の耐火性能基準を満たしていないという。
朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか?
旭化成ホームズのパブリィティーにはこうある。
弊社では、当該仕様について住宅性能表示制度における耐火等級4を満たすこととしており、そのためには「建築基準法上の1 時間準耐火構造」の性能を有することが必要となります。上記事実の判明後、弊社立会いのもとニチアス(株)にて当該仕様の耐火性能を再試験したところ、 45分程度の耐火性能であることを確認いたしましたが、お客様にお約束した性能を満たしていないため、緊急の対応を実施することに決定いたしました。
ニチアス(株)による大臣認定不正取得への当社対応について / プレスリリース - 旭化成
(注:建築基準法では、延焼の恐れのある部分に求められる基本的な当該仕様の性能は、30分以上の耐火性能と定められております。)
*1
建築基準法には触れないが、性能表示性度には直接関連し、ベターリビングの性能評価がなし崩しにされてしまったということなのだろうか?
国土交通大臣の指定機関として、下記の業務を実施しています。
・ 確認検査、住宅性能評価
・ 住宅型式性能認定、換気設備等の型式適合認定
・ 防耐火構造、防火材料、界壁遮音構造、木造軸組壁倍率、ホルムアルデヒド放散量、基礎杭に関する性能評価及び試験
一般財団法人ベターリビングホームページ>財団のご案内>財団の概要
そういえば、勝谷を読んでいる。
- 作者: 勝谷誠彦
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■追記
まだ調査中らしい。
当該軒裏・間仕切壁が使用されている、建設中又は既存の建築物については、建築基準法令に適合しないものを特定するとともに、当該建築物の建築主等に連絡し、改修等の必要な対策を講じること。また、特定された建築物の概要(物件名、所在地等)及び講じた対策の結果を国土交通省と所管の特定行政庁に報告すること。
ニチアス(株)製繊維混入けい酸カルシウム板を用いた軒裏・間仕切壁の準耐火性能試験等における不正受験について