わくわくする。やはり、生物もネットワークなのだね。

- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/05/18
- メディア: 新書
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マウスの遺伝子のノックアウト実験は、ネットワークの耐久性試験と同じではないか?インターネットが核攻撃に耐えられる通信網として発想されたという話しだ。生物の機能の三次元的相補性とは「ディアスポラ」の「ワンの絨毯」みたいなものなのだろう。いや、真剣我々のDNAに織り込まれた「生命体」がいるのではないかと本書を読んでいて妄想した。
話しが明後日へ行っているが要はハブの存在だ。DNAノックアウトで相補性がきく物質ときかない物質、きかない方法があるはずだ。
どうも言葉がまとまらないのだが、昔のこんな疑問に本書は肉薄すると言っていいのかもしれない。
バラバシは「新ネットワーク思考」において、体内のアミノ酸分子などの相互作用をネットワークとしてとらえ、結合する分子同士をリンクと考えたとき、その結合の組み合わせがベキ分布になるということとを書いていた。発生の過程での発現する遺伝子の分布などもベキ分布と関連づけて考えられることが予想される気がする。
分子発生学はネットワークの夢を見るか? Molecular Developmental Biology and Power Law Distribution: HPO:個人的な意見 ココログ版
■参照
というか、本書を知ったこのは弾さんのブログだった。
ありがとうございました。