HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

護憲と反米が同じ政党の中に存在する矛盾

日本国憲法GHQ、米軍が作ったことは歴史的事実。その憲法を「護憲」すると。一方、米軍出てけ、平和憲法があれば米軍はいらない!と主張するのは矛盾。

Q2. 護憲は嘘じゃないの?

ニューどぶんぶん @new_do_boomboom 2016-06-23 15:16:13
共産党天皇制廃止、自衛隊廃止と言っているがこれは改憲無しには成しえない。つまり護憲は嘘だ。#共産党に質問 #共産党 #民進党 #民進党に質問 #民進党いらない #民進党なくしてはじまるよい日本

A. 天皇制を含め、憲法の全条項を守るのが共産党の綱領
天皇制とは共存していく。その未来については国民の総意が決めるもの。




Q7. 日本が嫌いなのになぜ日本に住んでるの?

abゾー @ab26469768 2016-06-26 16:34:44
#共産党に質問  日本が嫌いなのになぜ日本に住んでるんですか?
A. 私たちが真の愛国者

こういうレッテル貼りみたいな質問はやめてほしい。
主要政党のなかで名前に「日本」がついているのは共産党だけ。ポスターにも富士山をよく使ってたし私たちが真の愛国者
現在も米軍基地が沖縄をはじめ日本のあちこちに置かれており、裁判権を含め主権が侵害されている。私たちからすると、自民党政治こそ日本をアメリカの従属国にしている。
私たちはアメリカの言いなり政治から転換して、本当の意味での国家の主権を取り戻そうという目標を掲げている唯一の政党。

「暴力革命で政権を奪取するの?」「日本が嫌いなのになぜ日本にいるの?」 #共産党に質問 全回答まとめ #参院選 - Togetterまとめ

って、同じことを以前書いてた。

hpo.hatenablog.com

そうそう、「カエルの楽園」の鷲だな。今、思い起こしてみるに「カエルの楽園」はよくできた寓話。

カエルの楽園

カエルの楽園

「僕らはビッグデータの走りだったんです」

ある意味先日の話しの続き。

hpo.hatenablog.com

先日、電車に乗ろうとJRの駅のホームに降りていくと、大学の同窓の方がいらした。どちらまでとお声がけし、数駅一緒の方面だったのでしばらく話した。「やっぱり、大学で統計を学んだのは大きかったです」と私が切り出した。都市工学を専攻していたこの方は、「そうですね、僕たちもいまでいうビッグデータの走りをやっていました。統計パッケージでは扱えない、個々人の移動データをC言語で処理していました」とおっしゃった。そりゃ、まさにGoogleがやっていることじゃないかと!Googleビッグデータの入り口としての、メールシステムや、マップ、ウェブ広告を持っていて、それを処理するテクノロジーとリソースを持っているということでこの方と意見の同意をみた。

僕よりもお若いこの方が卒業したのは、もう20年近く前のはず。元をただせば、都市工学として土木学部から独立した専門学問領域として学部として独立させたのも我が母校が初めてではなかっただろうか?人の移動データこそビッグデータとして扱うのに適切であり、その最先端をGoogleが走っているだろうことで意見の一致を見たことが嬉しかったので、エントリーとしてあげておく。

なお、ビッグデータ、AI、ディープラーニングがハブ中のハブであるがゆえに、ブラックスワン的な危機から逃れうるということを意味しない。少なくとも今の段階では。

hpo.hatenablog.com

神の啓示と

夢を見た。

ヨーロッパのどこかの大聖堂の上で吊されていた、家族と共に。私はなにかの学者だった。学者として自分が生涯追求してきたテーマの究極が、吊されている間に啓示されたように感じた。内容はまったく覚えていない。服装から言って現代よりはずいぶん前の時代のようだった。

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ルーアン - Wikipedia

その後、車椅子に乗った白い服を着た経済学者があらわれる。ギリシャの哲学者が着るようなローブだった。この経済学者は、雨に打たれたのか服がびっしょりだったので家族と共に世話をし、話しをした。家のベッドでは父がまさに息を引き取る瞬間だった。母が、「いつまで経ってもこの方の服が乾かないの」と私に話したのを覚えている。その時に、「ああ、この方は啓示を祝福に来て下さった天の使いだ。父が亡くなるこの時に啓示を受けられ、祝福を受けられるとはなんと幸福なことか」と気づき叫び出しそうになった。

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ライフ イン スウェーデン スイス旅行記 アルプスの少女ハイジの舞台へ

叫びながら目が覚めたとおもった。家人に確かめると、私が目が覚めるずいぶん前に声を出していたらしい。ちなみに、父は一昨年亡くなっている。

Big Data + AI x Deep Learning = The Future of Google

最近、すっかりカーナビを使うのを止めてしまった。ほとんどGoogle Mapのいうとおりに車を走らせている。素直に言うことを聞くしかないので、Google Mapを「Google様」と読んであがめている。Google様はいつのまにかバージョンアップが進んでいて、音声が人の声から人工合成のものになった。そして、「〇号線を右に」とか、「〇〇十字路を直進」などとかなり細かい「ご宣託」を出してくださるようになった。かなり細い道でも最適、最速なルートを「Google様」はお告げしてくださる。「えー、こんな道あったっけ?」と独り言しながら、「ご宣託」された道路を使うと確かに早い。まあ、時々すれ違うのも危ない道路を通れと「ご命令」されたりされるが・・・。

もしかして、これはGoogle社においてGoogle Mapを使ったユーザーが実際に走らせた車のルートを「ビッグデータ」として「AI学習」しているのではないだろうか?Google社の現在の莫大な計算・記憶容量リソース、AI技術を使えば人を媒介させずに端末を持った自動車の走行のビッグデータを「処理」して最適路を常に改善していくことは十分に可能だろう。さらに、ディープラーニングを行って完全自動運転に至るメタな運転技術まで取得できるようになるかもしれない。更に臆測だが、そのうち事故が起こった原因までGoogle様はお告げしてくださるようになるのではないだろうか?「〇〇交差点では事故が〇件、起こっています」等々。あるいは、「ここではスピードを緩めましょう」、「右側のレーンを通りましょう」などと。あるいは、「本日のあなたの運転は大変危険です。休みましょう。私が代わりに車を制御します」とか?まさにビッグデータ人工知能で処理することで得られる運転の最適解がGoogle様によって実現される可能性を示している。

まがりなりにも統計学を学んだ者として、ビッグデータに違和感を覚え続けてきた。ランダムサンプリングができれば、母集団(ビッグデータ)すべての要素を処理することは必要ないと。母集団の正規分布が保証されていれば、標本抽出のみをランダムに行えばいいと。しかし、母集団の性質を調べる統計処理ではなく、ビッグデータ人工知能ディープラーニングの対象としてウェブアクセスや、Google Mapの走行データを使うのだとすれば、まったく違う世界が開けてくる。人類の最適解だ。人類の英智を超えたディープで究極の回答が示される得る。まさに、Google様の「ご宣託」だ。「人類に必要なコンピューティングをすべて提供する」Google社の描く未来がそこにある。Gmailのメール内容を処理して、広告を出す機能を付加した時の議論で十分に予想すべきであったテクノロジーだ。

news.mynavi.jp

鈍な私はいまごろ気づいた。Googleが目指すのは、まさに神となることであったと。

EUの域内安全保障

イギリスのEU離脱の真の問題は、ヨーロッパにおける平和への願いを水泡に帰しかねない行動であることだと。

www.nikkei.com

 2年前の2014年8月3日、(ドイツの)ガウク大統領は仏アルザス地方の山岳地帯にいた。そこは1914年に始まった第1次世界大戦の激戦地。100年前の戦没者を追悼するために訪れた。

 「ドイツは2回の大戦を引き起こし、独仏の国民を2度にわたって憎悪に駆り立ててしまった」。式典で口にしたのは謝罪の言葉。そして演説をこう締めくくった。「血塗られた20世紀という過去から学び、平和と自由を欧州全体に広めるべきだ」。すると同席していたフランスのオランド大統領が応じた。「欧州統合でしか世の中は良くならない」。そしてガウク大統領を黙って抱きしめた。

 翌4日、ガウク大統領が向かったのはベルギーにある激戦地。今度は英国が主催する式典に参加するためだった。だがキャメロン英首相は戦争の悲惨さを訴えるばかり。その教訓を踏まえた欧州統合には一言も触れなかった。

「ヨーロッパ」の歴史は戦争の歴史だ。以下のツイットはこの戦争を歴史を見事に140字以内で表現している。

History of Europe:
War
War
War
War
War
War
War
Arguments about bananas.

To be honest, I'll probably go with banana arguments. #remain

https://twitter.com/pavilionopinion/status/726172850005118976

ヨーロッパの歴史:
戦争
戦争
戦争
戦争
戦争
戦争
戦争
バナナでもめる正直言って、俺、バナナでもめる方でいいわ。#残留

https://twitter.com/pana_rev2/status/746946353008238592

「バナナ」とは?

EUのバカらしい法律

EUの最初の目的は、そもそも関税障壁を撤廃して、域内の経済を活性化することでした。しかし、EUは役所として肥大化してしまい、次第に、わけのわからない法律を作るようになりました。

そのような法律の少なからずに実現性がなく、各国の事情を反映していないので、ビジネスや法務にとって大きな足かせになっています。

例えばタンポンの消費税を決める法律、掃除機の吸引力がすごすぎてはいけない、ゴム手袋は洗剤を扱えなければならない、スーパーで売られるキュウリとバナナは曲がっていてはいけない、ミネラルウオーターのボトルには「脱水症状を防ぎます」と書いてはならない等です。

イギリスがEU離脱した理由 - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

同じ記事の冒頭に「汎ヨーロッパ」という意識の誕生について書かれている。

ヨーロッパというのは、様々な民族が集まった土地で、昔から領土争いや宗教紛争などが絶えず、一年中戦争を繰り返していました。時には中東や北アフリカの人々とも大げんかしています。

しかし、そういう争いばかりのヨーロッパにうんざりした人の中には、「戦争が起こらないようにヨーロッパを一個の国みたいにしちゃえばいいんじゃない?そしたら、国境引き直したりする必要ないでしょ」と考える人達が出てきました。

例えば、オーストリアの伯爵であるリヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー等の「国際汎ヨーロッパ連合」という思想です。(ところでカレルギーの母親は日本人の青山みつさんです)第一次大戦後のヨーロッパは疲弊していましたが、ロシアに対抗する必要がありました。そこで、ヨーロッパの国々が結束しようではないか、という考え方です。

このEUの理念を頭ではイギリス人は理解していても、生活のレベルではEUのもたらす「バナナ」や、移民に耐えきれなかった。戦争、戦争、戦争の歴史に70年余りとは言え、「汎ヨーロッパ」という理念の下、平和を保てたことが驚異だとむしろ受け止めるべきだ。経済的な側面だけで言えば英仏独とその周辺、スペインやイタリアあたりでEU加盟を止めておけば今回のような事態は起こらなかっただろう。しかし、EUの理念が域内安全保障であるのなら、前出のドイツとフランスの大統領の抱擁のように周辺国まで「汎ヨーロッパ」の範囲を広げざるを得ない。

「ヨーロッパの火薬庫」とは今も昔もバルカン半島ギリシャアルバニアブルガリアマケドニアセルビアモンテネグロクロアチアボスニアヘルツェゴビナコソボ、ヴォイヴォディナ・・・、早口のようだがひとつの半島にこれだけの国々、民族がひしめいている。ユーゴスラビアが悲惨な内乱によって崩壊したのは私の中ではまだ記憶に新しい。まして、バルカン半島の根本のウクライナにおいてクリミアをロシアが武力を持って編入したことはまさに現在進行形だ。このヨーロッパ周辺が火種となれば、汎ヨーロッパ、EUの域内安全保障は守れない。この危機感を独仏は共有しているからこそ、難民を受け入れざるを得なくなる。しかし、それは結果的にイギリスの離脱へとつながり、域内安全保障を・・・。あー、ループしている。

EU域外との安全保障については弱体化しつつあるとはいえ、米国主導のNATOも有効に働いている。以上の話しは長い目で見た時、10年単位での安全保障の話しだ。株価が戻っているのをみると、案外人々はイギリス人のように表面的にしかこの歴史的な動きを認識していないのかもしれない。

「言の葉の庭」

泣きそうになった。

www.youtube.com

映像が美しかった。

www.kotonohanoniwa.jp

エンディングの「Rain」の歌詞がよい。

www.uta-net.com

実は私は少し靴フェチの気がある。「あの」シーンにはぐっと来てしまった。

「女騎士、経理になる」コミック版 1巻、2巻

コミック版が届いた。一気に読んだ。

女騎士、経理になる。 (2) (バーズコミックス)

女騎士、経理になる。 (2) (バーズコミックス)

女騎士、経理になる。  (1) (バーズコミックス)

女騎士、経理になる。 (1) (バーズコミックス)

経理の考え方ができると、世界をも救えると。1巻は以前ウェブで発表されていた経理の基本を女騎士が体感する話し。2巻に至っては、戦時国債発行の話し。実に納得。高橋是清の話しにそのままつながる。

hpo.hatenablog.com

最近、しみじみ「借りたものは返す」、「言ったことはやる」という人生の基本を繰り返していくだけで、信用、信頼はあがってくるのだと実感している。複式簿記は、自分の資産が他人から借りているのか(他人資本、負債)、自分の資本なのかを常に明確にしめしてくれる。ここがいい。いまだに国の財政が単式簿記であることがまったく理解できない。


■参照

rootport.hateblo.jp