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HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

一億総活躍社会運動は年寄りよりも子供を優先すべき

一億総活躍社会運動を提言するのであれば、明らかに老人の活躍の場を増やすより、子供を育てやすくする政策をまずはとるべき。

まずは少子化の問題から。たまたま不妊治療のクリニックに足を踏み込むことがあったが、驚くほど活況だった。結婚しているカップは昔も今も子供を授かりたいという気持ちに変わりはない。統計を見ると、現在の少子化の問題は、未婚率の上昇が主な原因と断言していい。結婚した夫婦から生まれる子供の数は1972年で2.2人であり、40年かけて2010年には1.96人と減っていますが、1割しか減っていない。

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第14回出生動向基本調査/国立社会保障・人口問題研究所

対して、未婚率は昭和60年頃の5%から急上昇していて平成22年で男性20%、女性10%となっている。

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第1-特-20図 生涯未婚率の推移(男女別) | 内閣府男女共同参画局

個人的には、少子化を考える上で堕胎を制限するとか、シングルマザー/ファザーでも育てやすくするべきだとか、あるけど一旦置く。一応、私もシングルファザーではあるので、バイアスがかかりすぎる主張になるから。

言いたいのは、住宅に関わる仕事をしていてこうした世帯の変化が如実に需要に現れていること。戸建住宅、分譲マンションの間取りはこの数十年あまり大きく変わっていない。3人から4人家族が前提になっている。一方、単身者が増え、社会的な流動性が増えているので、単身向きの賃貸アパート、マンションの需要も感じる。そして、経済成長の核となる建築産業は住宅を核としている。年寄りの特別養護老人ホームの需要があるじゃないかというが、それは補助金付けの官需に限りなく近く、かつ経済乗数的な波及効果も薄いのは明白。きちんと結婚する環境が整えば、男女は一緒になる。政府と世間は言い訳の材料ばかり若者に与えているような気がしてならない。

私は自分ひとりで日常の排泄ができないほど衰弱したら、ほっておいてもらって糞尿と苦痛の中で死んでしまっていい。社会の役に立たないのであれば、自分で生きていたいとは想わない。それなら、そのリソースを若い世代、子育てに使ってほしい。