HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「sex」

石田衣良は悪趣味だなと想いながらも、すけべ心につられて読み切ってしまった。

sex (講談社文庫)

sex (講談社文庫)

セックスのさまざまな姿を石井衣良の筆力のままに書かれた12編。ちょっとそれは・・・、というシチュエーション設定もあった。ちょっと後半読み続けるのがさすがにつらかったかな。最初の1、2編の軽くてエロティシズムを感じる作風で最後までいくのかと想ったら、ちょっと違った。

様々なヴァリエーションの「sex」について書かれた作品群を読んで、改めて生まれてから死ぬまで、いや死んでからもセックスというのは人の生と硬く結びついているのだなと。