言葉はたぶん全く違うが、安冨先生がご本の中で証明していた。
- 作者: 安冨歩
- 出版社/メーカー: 創文社
- 発売日: 2000/11
- メディア: 単行本
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貨幣とは所詮選択の塊にすぎず、個々の取引の主体がなにを欲望するかという情報を伝える手段にすぎない。欲望の情報を伝えるに十分に有能な商人がいれば、個々人特有の商品を貨幣を介さずに交換することは可能だ。この有能な商人はネットという手段を使えば十分に実現可能だ。
事実、現在の不況をきっかけに貨幣ばなれが米国で進んでいるという。
The IRTA estimates that transactions worth $10 billion were completed in America last year, with 250,000 companies taking part.
IRTAの試算によれば、25万社が参加した米国におけるこうした(企業間の物々交換)取引は、昨年だけでも100億ドル相当が実行された。
Business.view: Souped-up swap shops | The Economist
こうした動きは、ブログ、TYOのid:y-batさんがおっしゃるように経済を国家の貨幣という統制から自由にするものであろう。*2
グローバル経済やマネーへの悪罵は世界中で散見しますが、それはマネーを独占的に発行している国家(中央銀行)そのものへの批判として再把握されなければいけません。国家が?マネーは独占するが、マネーの責任は無い?というような無責任な態度なら、マネーそのものへの信頼が毀損します。
企業間での物々交換の動き広まる - しぬまでいきる