これって自己組織化臨界現象とか、べき分布*1とか、と学習理論を結びつけるってことでしょ?それって、安冨先生の近年の主張そのものぢゃないですか?
生きるための経済学―“選択の自由”からの脱却 (NHKブックス)
- 作者: 安冨歩
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 245回
- この商品を含むブログ (70件) を見る
訳した。
「ブラック・スワン」は、3つの原理的な性質による非常に起こりやすい現象を言う。それは予言できないこと、それは大きな衝撃をもたらすこと、そして、その現象がおこった後、よりランダムでなく、予言しやすくなるように見せる説明をつけることができること。驚くべきグーグルの成功は、ブラック・スワンだ。9.11もそうだ。ナシム・ニコラス・タレブにとって、ブラック・スワンは世界のほとんどすべての事象の下にある。宗教の勃興から、我々の個人的な人生までだ。
なぜそれがおこるまでブラック・スワン現象をわからないのだろうか?部分的な答えとしては、タレブによると、一般的な事象にフォーカスすべき時に、特殊なことがらを学習するように(脳内の回路が)「結線」されているからだ。すでに学んだことがらに我々は集中し、我々の知らないことを考えにいれることをときにして忘れてしまう。だからこそ、我々は「機会」を正しく見積もりことができないし、単純化し、物語化し、分類する衝動にあらがうことができなず、「不可能だ」と想像できる人々を評価するほど開かれてはいない。
何年もタレブは、どのようにして我々は実際に知っていることよりも知っていると感じてしまうかについて研究してきた。我々を驚かし、世界を形作るような大きな事柄が起こり続けている間に、我々は関係性が低くとるにたらない思考に自分を制限してしまう。この天啓ともいえる本では、タレブは我々が知らないことについて、我々が知っていることこのすべてを説明している。ブラック・スワンをどのように扱い、そこから利益を産むかの単純だが驚くべきしかけを提案している。
エレガントで、衝撃的であり、普遍的なその応用を用いて、「ブラック・スワン」は、あなたが世界を見る目を変えるだろう。タレブは、とてもエンターテイニングな書き手で、ウィットに富み、時に無礼だが、非日常的な物語を描くことができる。認知科学から、ビジネス、確率理論までさまざまな手法の使い手だ。「ブラック・スワン」は記念碑的な著作だろうか?いや、この本自体がブラック・スワンだ。
アマゾンに載っていた原文。
Book Description
A black swan is a highly improbable event with three principal characteristics: It is unpredictable; it carries a massive impact; and, after the fact, we concoct an explanation that makes it appear less random, and more predictable, than it was. The astonishing success of Google was a black swan; so was 9/11. For Nassim Nicholas Taleb, black swans underlie almost everything about our world, from the rise of religions to events in our own personal lives.Why do we not acknowledge the phenomenon of black swans until after they occur? Part of the answer, according to Taleb, is that humans are hardwired to learn specifics when they should be focused on generalities. We concentrate on things we already know and time and time again fail to take into consideration what we don't know. We are, therefore, unable to truly estimate opportunities, too vulnerable to the impulse to simplify, narrate, and categorize, and not open enough to rewarding those who can imagine the "impossible."
For years, Taleb has studied how we fool ourselves into thinking we know more than we actually do. We restrict our thinking to the irrelevant and inconsequential, while large events continue to surprise us and shape our world. Now, in this revelatory book, Taleb explains everything we know about what we don't know. He offers surprisingly simple tricks for dealing with black swans and benefiting from them.
Elegant, startling, and universal in its applications The Black Swan will change the way you look at the world. Taleb is a vastly entertaining writer, with wit, irreverence, and unusual stories to tell. He has a polymathic command of subjects ranging from cognitive science to business to probability theory. The Black Swan is a landmark book?itself a black swan.
Amazon.co.jp: The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable: Nassim Nicholas Taleb: 洋書
もしかすると私の拙訳より読みやすいかもしれないGoogle様訳。
黒の白鳥は、 3つの主要な特性を高度にありそうにないイベント:それは予測できない;運ぶ大規模な影響を与えることと、後に実際には、我々に説明して調合することがランダムに表示されます少なく、およびその他の予見可能性は、それ以上だった。その驚異的な成功のGoogleは、黒鳥;今は、 9 / 11 。ニコラスnassimタレビため、ほとんどすべての根底にある黒い羽の白鳥については、我々の世界は、宗教の台頭から、私たち自身の個人的な生活をしてのイベントです。
なぜ我々を認識しないという現象が発生した後になるまで黒羽の白鳥ですか?その答え部分は、タレビによると、人間はhardwiredを学ぶのは、具体的にしなければならないときに総論集中しています。我々は既に知っている私たちのことに集中すると時間と時間を考慮に入れて再び失敗して我々は何か分からない。我々は、したがって、真にできません見積もりをする機会は、あまりにも脆弱性衝動を簡素化して、ナレーションをする、との分類には、十分に報われると開かないことを想像する人たちの"不可能"と述べた。
何年もの間、私たちのばかタレビは、自分自身をどのように考えて勉強した我々以上に我々の実際の仕事は知っている。我々我々の思考を制限すると、関連性の低い取るに足りないが、大規模なイベントを継続して我々と形で、我々の世界驚きです。さて、この本の天啓のは、我々のすべてを説明しタレビ知っているものについては知っていることはありません。彼は驚くほど単純なトリックに対処するための黒い羽の白鳥の恩恵を受けるとしています。
エレガントで、驚くべきは、普遍的で、そのアプリケーションの黒鳥のやり方を変えることは、世界を見ている。タレビはとても楽しませる作家で、機知に富んだ、不遜、そして珍しい事例を教えています。彼には、コマンドの科目polymathic認知科学に至るまでのビジネスを確率論です。黒鳥のは、画期的な書籍ですか?自体は黒鳥。
真実はいかに?タレブも安冨先生も両方を読んでそうなのは、いまのところ世界で池田信夫さんだけ?
いまウォール街の人々がもっとも話を聞きたがる教祖は、グリーンスパンでもソロスでもなく、ナシーム・タレブだ。彼の"The Black Swan"は昨年5月、サブプライム危機の表面化する直前に発売され、それをほとんど予言したかのようだった。昨年のAmazon.comの年間ベストセラーリスト(ノンフィクション部門)で、グリーンスパンの回顧録をおさえて第1位となり、27ヶ国語に訳されている。
指定されたページがみつかりませんでした - goo ブログ
■追記
もちょっと踏み込んだ内容の書評を発見。
著者はやたらにベルカーブ(正規分布)を非難する。それでその理由は、Black Swanが存在するファイナンシャルなデータやその他のデータの確率分布は、正規分布とは違って、スケールフリーなパラメータが存在するフラクタルな分布であるからだとする。
The Black Swan : wrong, rogue and log
べき分布といってほしいな。
■追記 その2
あ、ちゃんと適切な書評があがっているんですね。
予期せぬ出来事(Black Swan)に関する、深く広範囲で刺激に満ちた考察, 2007/9/22
Amazon.co.jp: カスタマーレビュー: The Black Swan: The Impact of the Highly Improbable
By マーケット信奉者 (横浜市 Japan) - レビューをすべて見る
トレーダーである著者が前作Fooled by Randomnessの内容を更に深耕・発展させて、世の中は標準的な統計学の正規分布曲線(normal curve)で表現されるよりも、もっとfat-tailで予期せぬ出来事(randomness/Black Swan)に遭遇する可能性が高いことを、様々な分野の幅広い話題を縦横無尽に駆使して語る力作。
■追記 その3
なんかこんなローカルブログにしては珍しくヒットしているみたいなので、私の安冨歩先生関連記事リンクをおいときます。