HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

空母いぶき Great Game

地球温暖化により北極海が空白地帯となっていることは全く認識していなかった。

まさに、21世紀最大の空白地帯が突然浮上してきたと。

このゲームは、世界の一体化が進行するなか、帝国主義時代の空白域となっていた中央アジアに対し、先鞭をつけて緩衝国化することが英露双方の重大な関心事となったことで始まり、その舞台はコーカサスからチベットにおよぶ広大な地域におよんだ[1]。一般的には、1800年代初頭に始まり、1907年の英露協商協定をもって終結したとされる[1]。

グレート・ゲーム - Wikipedia

とはいえ、物語としては私にとっては限りなく「スタータイドライジング」に近い。偶然なのだろうが。

スタータイド・ライジン
Startide Rising(1983年)/ 1985年10月、ISBN 4150106363(上)、ISBN 4150106371(下)
ファースト・コンタクトから二百数十年後、知性化されたイルカをメインクルーとする外宇宙船〈ストリーカー〉が銀河辺境を訓練航行中、一隻が月ほどもある巨大宇宙船団の遺跡を発見する。その古さ(数十億年前)と規模から伝説の〈始祖〉の船団であろうと推測されるそれらの情報を、軽率なクルーが地球に向けて送信したために、その内容が列強諸属によって傍受されてしまった。
〈始祖〉への接近は種属間のヘゲモニーに計り知れない影響を与えるため、列強諸属は〈ストリーカー〉を拿捕して情報を独占すべく、艦隊を出動させた。追われる〈ストリーカー〉は逃走中にダメージを受け、海洋惑星キスラップの海底に潜伏した。キスラップ宙域には列強諸属が殺到し、互いに戦端が開かれる。一方、〈ストリーカー〉のイルカたちにはキスラップの過酷な自然の犠牲となる者や、ストレスから先祖返りの兆候を示す者が続出し、反乱を企てる者まで現れる。混沌とする情勢のなか、残ったクルーたちは墜落した宇宙戦艦を利用して船を偽装し、強力な列強艦隊から逃れようとする。

知性化シリーズ - Wikipedia

企図しない「発見」によって始まる列強の戦端という意味では、地球人とイルカたちが日本とアルゼンチン調査船になぞらえられる。今後が楽しみだ。

ちなみに、なんで「Great Game」であって「The Great Game」ではないのか?大変、違和感を感じているのだが私だけだろうか?