"Game of Thrones"にハマっている。気づくとSeason 3突入。ハマりすぎて、背景まで調べ始めた。
言語は文化だと。言語を作ってしまえる人がいることがすごい。 / “【ゲーム・オブ・スローンズ】言語創作者だけど、なんか質問ある?【マイティ・ソー】 : Ask Me Anything!!! /【海外版】なんか質問ある?” https://t.co/v9kbrUe88w
— ひでき (@hidekih) June 16, 2018
ドラスク語の文法とか見てるだけでわくわくする。
基本語順はSVO型である。名詞句において指示詞が最初に来るが[8]、形容詞、所有、前置詞句は名詞の後に置く[9]。
rakh haj 強い男子 (rakh 男子, haj 強い)
ドスラク語 - Wikipedia
alegra ivezh 野生の鴨 (alegra 鴨, ivezh 野生の)
jin arakh このアラク (jin これ, arakh アラク(半月刀))
rek hrakkares あのライオン (rek あれ, hrakkares ライオン)
この方すごい!あたまの中で言語の専念の進化を前後できるってどういうことだろう?
Q. 言語創作ってどこから始めるんだい?創作プロセスを教えてくれる?
A. 創作者はみんなそれぞれ少し違ったやり方でアプローチしてる。
【ゲーム・オブ・スローンズ】言語創作者だけど、なんか質問ある?【マイティ・ソー】 : Ask Me Anything!!! /【海外版】なんか質問ある?
僕は通常音韻(音韻体系)と表記体系からスタートする。表記体系が一番好きなんだ(それでちょっと失望した。原作にドスラク語は文字を持たないと書かれていたから)。
その後、たいてい文法へ進む。名詞から始めて動詞を考えることが多い。動詞は難しいから。この時点で物事は行きつ戻りつだ。例えば、君は音韻を使っていて名詞の格の体系を思いつく(もし君の言語に格があるなら)。そして単語をいくつか思いついてそれをテストする。その後たぶん、それが意図した通りの音にならないと気づくだろう。そしたら音韻に立ち返って変更する。その後形態論なんかも変更するかもしれない。ここが楽しい部分だ😃
最終的に、物事は名詞と動詞に落ち着き始める。そしたら君は次のステップ、例えば、接置詞(もし君の言語に接置詞があれば)や発話の連続体(疑問文、主題化、などなど)に移動できる。その間、君はおそらくボキャブラリーを思いついて、語彙目録を拡張できるだろう。
これが僕のやり方 ── 上記のプロセスがいつも祖語でやっていることだ。一度祖語(関連のある諸語の祖先言語)ができれば、それを千年ぐらい進化させたり、どこへでもお望み通りに持って行ったりできるよ。
英語の変化についての本を読んだばかりなので、そのすごさが更に伝わる。人間が発音している限り音韻の変化には確かに規則性があるのだろうと。
それにしても、不思議でしょうがないのが、"Game of Thrones"の登場人物達が英語をしゃべること。英語は千年の間にずいぶん変化している。この世界では書き言葉も、発音もまったく現在の英語のまま。なにかSF的なしかけがあるのかわからないが、過去であっても、未来であっても、人間が異星に移り住んだのだとしても、あまりに変化がなさすぎる。物語の世界ですでに人間たちは数千年の歴史を持つとされているし。まあ、先へ進めばこの辺も解決されるのだろうと。