大変わかりやすい。両部曼荼羅の説明から、護摩修行における独鈷杵、三鈷杵、五鈷杵、そして金剛鈴の意味などを最初に説明してくださっている。毎月御護摩に参加しているのだが、ぐっと近しいものを感じた。
- 作者: 大栗道榮
- 出版社/メーカー: 鈴木出版
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
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本当に大胆にすべての欲望を肯定しているように受け取れる。
妙適淸淨句是菩薩位 - 男女交合の妙なる恍惚は、清浄なる菩薩の境地である
理趣経 - Wikipedia
慾箭淸淨句是菩薩位 - 欲望が矢の飛ぶように速く激しく働くのも、清浄なる菩薩の境地である
觸淸淨句是菩薩位 - 男女の触れ合いも、清浄なる菩薩の境地である
愛縛淸淨句是菩薩位 - 異性を愛し、かたく抱き合うのも、清浄なる菩薩の境地である
一切自在主淸淨句是菩薩位 - 男女が抱き合って満足し、すべてに自由、すべての主、天にも登るような心持ちになるのも、清浄なる菩薩の境地である
見淸淨句是菩薩位 - 欲心を持って異性を見ることも、清浄なる菩薩の境地である
適悅淸淨句是菩薩位 - 男女交合して、悦なる快感を味わうことも、清浄なる菩薩の境地である
愛淸淨句是菩薩位 - 男女の愛も、清浄なる菩薩の境地である
真言宗は心願成就、すべての願いを受け入れ、護摩の火で浄化するという。本来の理趣経では、この欲望すらも悟りへの道にしてしまうということなのか?先を読み進みたい。