直木三十五賞|公益財団法人日本文学振興会
候補者名 候補作 出版社 冲方丁(うぶかた とう) 十二人の死にたい子どもたち 文藝春秋 恩田陸(おんだ りく) 蜜蜂と遠雷 幻冬舎 垣根涼介(かきね りょうすけ) 室町無頼 新潮社 須賀しのぶ(すが しのぶ) また、桜の国で 祥伝社 森見登美彦(もりみ とみひこ) 夜行 小学館
垣根涼介氏の受賞をぜひ期待したい。
直木三十五賞は、無名・新人及び中堅作家による大衆小説作品に与えられる文学賞である。通称は直木賞。
直木三十五賞 - Wikipedia
かつては芥川賞と同じく無名・新人作家に対する賞であったが、現在では中堅作家が主な対象とされていて、ベテランが受賞することが多々ある。
今年50才になった垣根氏はもう十分に中堅、ベテランといえる域に達している。「室町無頼」はまたこれまで光の当てられたことのない戦国時代以前に後の戦国大名、浪人達の萌芽といえる人物達に焦点をあてている。垣根氏が常に光の当たらない、メインストリームから取り残された人物像を描いてきた集大成とも言える。