「L'Isle-sur-la-Sorgue」とは、「ソルグ川の中の島」という意味。日本流に言えば、「川中島」といういったところか。そう考えると「中島」というのも、「川の中の島」という意味なんだろうね。案外、地名の発想は似ている。「Pont Neuf」なんて「新橋」だものね。
話しはずれたが、有名な「リル=シュラ=ソルグ」の日曜の市にいってきた。
トリップアドバイザーの評価の通り。
「 L'Isle- シュル・ラ・ソルグ市場は、この地域で知られているで、日曜日市場の新鮮な素材を使った、アンティークの組み合わせとなっています。 農産物やアンティークのさまざまな、印象的な優れた、手ごろな値段。 素晴らしいことに、通りでの体験は、地元のコミュニティも歩いてすぐの距離。 マーケットを見学します。大変お薦め。
L'Isle-sur-la-Sorgue Market 口コミ・写真・地図・情報 – トリップアドバイザー
寺院があって、水運があって「市」というと江戸時代以前の経済史を思い出す。
円覚寺の各荘園では「和市」と呼ばれる境内の中での市の場であったという。「和市」が転じて「鷲」となり、「鷲神社」、「酉の市」へと転じた。数百年に渡り円覚寺所領であった江戸前島も同様に「市」の立つ場であった。この江戸と母の実家のあるいまはひなびてしまった運河沿いの街が肩を並べていたというのに驚いた。
円覚寺荘園 - HPO機密日誌
江戸はこうして造られた―幻の百年を復原する (ちくま学芸文庫)
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