出張に行く飛行場で買って、帰りまでに読んでしまった。いやあ、面白かった。原作のテンポがいいし、翻訳もじつにこなれている。フランス語に相当たっしゃな方が訳した感じがする。
- 作者: ピエールルメートル,橘明美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/09/02
- メディア: 文庫
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翻訳者の後書きにあるように、話しが進むにつれて次から次へと物語の印象が変わっていく。途中から伏線を感じる部分はあったが、最期の最期まで完全には予測できなかった。これは確かにすごいミステリ。
書きたいことはいっぱいあるのだが、どれを書いてもネタバレになりかねない。ある意味、地雷原を匍匐前進しながら書評を書くしかないみたいな。
ちなみに、私は表紙の絵を見て買ってしまったのだが、実際のシーンとは違った。