学生時代以来であろうか、プラトンの「クリトン」を読んだ。実質無料でプラトン、ソクラテスを読める私達は幸せな時代に生きている。
- 作者: プラトン
- 出版社/メーカー: 叢書ムーセイオン刊行会
- 発売日: 2013/02/09
- メディア: Kindle版
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例の「悪法といえども」だが、この言葉こそないが、切実に国家についてソクラテスは本書で語っている。いかに国家と個人との紐帯が深く、断ち切れないものか、その生い立ちから語っているように私には思える。
現代につながる哲学とは、国家、都市の成立が必然であったと。そして、哲学、人類の教師の教えには、国家を守護する側面と、国家の姿勢に挑戦する側面の二面があると。