HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「アナと雪の女王」のアニメ技術

とてもよくできた映画だった。

ギャラリー03 | ギャラリー | アナと雪の女王

見終わって、これはきっとモーションキャプチャの描画だと感じた。ウェブで検索したのだが、そうでもないようだ。

あまりに説得力のある動きに、モーションキャプチャーを使っているのかと思いきや、パンフレットを読んでみると、どうやらそうではなさそう。ディズニーのアニメーターの腕の素晴らしさに圧倒されました。

反射神経で生きたい。 アナと雪の女王 感想

本作品はアカデミー賞の長編アニメーション部門の受賞にかがやいた。で、この部門の受賞は、モーションキャプチャではないから受賞資格があったと。

「モーション・キャプチャーのみではアニメーション技術とみなさず、アニメーション映画とされるには作品の75パーセント以上がアニメーションでなければならない」とアカデミー賞アニメーション部門のルールに改訂をほどこした。

http://www.cinematoday.jp/page/N0037710


たぶん残りの25%程度はうまくつかっているのだろう。「二十五カ国バージョン」が発表されたのは、かなり高度なCG技術があったからだと。

CG技術における「リップシンク」とは、音声に含まれる母音を中心としたまとまり――音節――を識別し、それに合わせて3DCGモデルの口周りの筋肉の動きを自動生成してくれる技術のこと。『Let It Go』25カ国語版のように、たとえ異なる言語をつなぎあわせた音声であっても、3DCGモデルのほうで自動的に対応してくれるのだ。

『アナと雪の女王』の各言語に合わせた自然な口の動きって一体どうやってるの? – ガジェット通信

そう想って動画を見直すと確かに口がきちんと発音と合っている。すごい!


『アナと雪の女王』「Let It Go」(25ヵ国語Ver.) - YouTube

雪の表現、群衆の動きなどもCGアニメ技術の粋を見た。エンドロールでCGアニメーター陣に二人ほど日本人とおぼしき名前があった。機会があれば、Twitterででも探してみたい。