読了。タイトルの「ダブル・ファンタジー」は、ジョン・レノンとオノ・ヨーコのアルバムで、「それぞれが勝手にやってる」みたいな意味らしい。男と女はわかりあえないというか、本書は女が本気で男をあさり始めたらすごいことになるって話しだった。上巻よりは共感できた。
- 作者: 村山由佳
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/09/02
- メディア: 文庫
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正直、一番共感して読めたのがセックスのシーン。どれもよくわかる。ああ、やっぱりこうなるんだよねと。そして、セックスのスタイルで男は女に選ばれてしまうのかと。女の身体が男によって変えられるというのも分かる。ほんとに、わかる。女性が本気になるとからだも、スタイルも、いろっぽさも、みんな変わる。
セックスは人を動かすものだが、人はセックスのみに生きるにあらずだ。そこが難しい。年もとっていくものだしね。
はてな界隈の女性から共感を受けているみたいだ。