HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

集中力

今日はほぼ一日お囃子を聞いていた。夕方から1時間ほどの山車の運行で、小学校低学年とおぼしき女の子がずっと山車の後に着いて来ていた。山車は一般に引くものであって、着いていくものではない。どうしたの?と、声を書けたが、全く無視された。実は私の親しい友人のお嬢さんだと後で分かったのだが、父親であるこの友人が声を書けても返事が返って来ない。

山車の運行の休止時間に声を書けてみると、お囃子の「カネ」に大変興味があるのだそうだ。カネをどう叩くかを見るのが楽しくて、知らないおじさんからも、父親からも、あるいは他の第三者からも、声をかけられても意味が分からなかったそうだ。

偶然、笛を習いたいという小学校高学年の女の子もその子の隣で、山車のお囃子の演奏を見ながら一生懸命運指の練習をしていた。

子どものここまでの集中力をぜひ見習いたい。