HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

日中交流 2011

今年も日中交流の時期がめぐってきた。あまりにあっというまだ。今回は、ある意味ほんとうに中国側に教えられた。

強いて言うと、中国の「中小企業」は巨大で、なおかつその多くは政府と党の強力なバックアップを受けている。政府がかかりなので、経営者のネットワークはまだ日本ほど密ではないかなと感じた。日本の中小企業150万社というのはある意味日本の宝かもしれない。

ま、それでも、日本の若者の役人志向は大変なことになるよという指摘にはぐうの音も出なかった。

全部が全部ではないのだろうが、この5,6年の中国側のマネジメント関係者の意識の変化はあまりに大きい。企業のヒト(人材確保、教育、モチベーション)、モノ(製品、物流、品質管理)、カネ(資金、継続性)の悩みは日中でまったく変わりない。ほんとうに教えあっている感じがした。

今回は中国側からの事業のプレゼンもやってもらった。地域開発の話しだった。都市部と農村部のギャップを埋める試みが各所で行われているのだろうと推察した。にしても、すばらしかった。

ちょうど日本側からのプレゼンも、農村部の生活を変えうる話しだった。この意味で、日中のプレゼン、ディスカッションがよくかみ合っていたと言える。

そうそう、それから中国側のIT装備の変化は著しい。つい昨年は、紙とペンで書いて準備していたのが、iPadiPhoneを見事につかいこなしていた。