そのままバージョンと、リバースバージョンで二回も見ちゃった。
- 出版社/メーカー: 東芝デジタルフロンティア
- 発売日: 2006/06/23
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オリジナルでは、時間がどんどんさかのぼっていく。いや、正確に言うと二つの時間の流れが最後でひとつになる。これだけでもすごい。
やっぱり、クリストファー・ノーラン監督は天才。どっちから見ても矛盾がない。胸の刺青だけは作為を感じたが、これもちゃんと劇中で自ら指摘させていることに、リバースバージョン、ということは時間の流れ通りの見方で見て始めて理解できた。
それにしても、人が人であるためには、記憶が大切なのだと改めて感じた。きちんとした記憶がないと記憶をねつ造してしまうのだとも。自分が誰であるか、どこから来たのか、そしてどこへ行くのか。この問いには常に新たに答えを探しつづけなければならない。