海堂さんの「螺鈿迷宮」を読了した。本来東海地方であるとされる、小説の舞台である桜宮市に千葉の片鱗が見えるように思えてならない。
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (142件) を見る
- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/11/22
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (129件) を見る
千葉県出身。県立千葉高校(現・千葉県立千葉中学校・高等学校)、千葉大学医学部卒業(医学士号取得)、同大学院医学系研究科博士課程修了(医学博士号取得)。
Ƶ·å ‚å°Š - Wikipedia
「ジェネラル・ルージュの凱旋」に出てくる石油コンビナートの情景は市原あたりの風景に重なる。「螺鈿迷宮」の桜宮病院が戦中に要塞病院として建てられたという話しは、千葉の鋸山の話しを思わせる。地元びいき、千葉びいきの私の偏見だろうか。
まして、現在の千葉各所で起こっている地域医療の崩壊は、まさに海堂さんが書いているとおりの構造だ。
それにしても、「螺鈿迷宮」はあまりにおどろおどろしい物語だった。