HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「ルパンと魔女」

子どもたちと本屋にいった。子どものためでなく、自分のために買ってしまった。

魔女とルパン    怪盗ルパン 文庫版第14巻

魔女とルパン 怪盗ルパン 文庫版第14巻

 *1

クラリスは出てくるは、カリオストロは出てくるはで、宮崎駿カリオストロはここから来たのだなと。また、こまかいしぐさというか、ニュアンスが映画とつながる。宮崎はよく原作を読みこなしている。

ルパン三世 - カリオストロの城 [DVD]

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以前は、「緑の目の令嬢」のオーレリーがモデルかと思ってた。

でも、考えてみれば、宮崎駿クラリスは青い目だ。

カリオストロ伯爵夫人にいじめられて泣き出すシーンなんて、宮崎版のクラリスそのものだと思った。

泳ぎに行って、ついでに買ってきてしまった。読むのが楽しみ。この南さんの翻訳はすばらしいと思う。

奇巌城 (シリーズ怪盗ルパン)

奇巌城 (シリーズ怪盗ルパン)

このような大幅な編訳には否定的な見方もある。しかし、南の筆だからこそ戦後の児童書の大ベストセラーとなり得たとも、またフランス以外ではさほど知名度の高くないルパンが、日本ではシャーロック・ホームズに負けない有名キャラクターとなったのもこの全集あればこそ、との評価も根強い。

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*1:「ルパンと魔女」で引いたら、別のもひっかかった。
島本須美 sings ジブリ