木住野佳子のピアノを聴いていると、こころが洗われていくようだ。
- アーティスト: 木住野佳子
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2005/03/23
- メディア: CD
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インストゥルメンタルだけなのに、ピアノが私に歌いかけてくる。
お気に入りなのは、私だけではない。
最近一段と、木住野さんの「心の窓から見える美しい音の景色」が伝わります。やっぱりオリジナルが良いですね。繊細なんだけど、どこか肩の力が抜けて、自由な広がりを感じさせます。あ、スタンダードも勿論良いのですが、オリジナルからは、木住野さんの感性がもっと素直に真っ直ぐ伝わる気がしますよ。
アルバム : ピアニスト木住野佳子の徒然ブログ
話しは飛ぶのだが、私の学生時代の同級生に上田徹というのがいる。
- 作者: 上田徹
- 出版社/メーカー: 東海大学出版会
- 発売日: 2001/11
- メディア: 単行本
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あれは、サティだったか、ピアノ曲を聴いて現代思想を捨ててギリシア哲学をこころざすことを彼は決めた。彼がなにを悟ったのか、いまだに私にはわからない。
音楽というのは、実に不思議だ。音の連続にすぎないのに、そこに自分の感情のたかまりや、歌を見出す。リズム、音色、ハーモニー、タッチ...。実に不思議だ。
ああ、こころが洗われていく。いまは、それだけでいい。