以前から知りたいと思っていた、二宮金次郎の成田山における開眼について、「二宮金次郎の一生」は詳しく書いてくれていた。
- 作者: 三戸岡道夫
- 出版社/メーカー: 栄光出版社
- 発売日: 2002/05
- メディア: 単行本
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本書は、オビの推薦文を書いている中曽根元首相ではないがよくまとめられている。
当時成田山の貫主であった照胤(しょういん)和尚の指導を受けたのだと言う。
そして、以下の七大誓願を成田不動尊に誓った。
禍を転じて福となし、
凶を転じて吉となし、
借財を転じて無借となし、
荒地を転じて開田となし、
痩せ地を転じて沃土となし、
衰貧を転じて富栄となし、
困窮を転じて安楽となし、
一切人民の悪しきところを除き、
一切人民の好むところ、ことごとく之を与えん
実にこれは素晴らしい誓いだ。いまの私の気持ちそのものだ。
ちなみに、私は高校時代に二宮尊徳と同じ断食道場で7日間断食修行をしたことがある。しかし、7日後にはほんとうに家に帰れないほど衰弱していた。重湯をいただいて無事帰れはしたが、とてもとても二宮尊徳のように栃木県まで歩いては帰れなかっただろう。