こういう本が出ていることを知らなかった。
歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)
- 作者: マーク・ブキャナン,Mark Buchanan,水谷淳
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/08/30
- メディア: 文庫
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なるほど。ということは、本書にはブラックスワンや、リーマンショック以後の世界の話はない。
【「歴史の方程式―科学は大事件を予知できるか」の改題・文庫化。レビューを再掲(一部 改変)】
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それでも、おもしろそう。
本書は、現実世界の様々な場面で表れる「べき乗則」に従う現象について、どう解釈すればいいのか示唆を与えてくれる。
いわゆる、複雑系、力学系の理論についての本だが、べき乗則について本書ほど丁寧に触れられているものは類書には無い。
マーク・ブキャナンという人の著作。
米国では、「ネイチャー」の編集者であったり、NYTのコラムニストであったり、有名な人らしい。「ラグランジェ賞」というのがあるのか。