HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

市場には山や谷や川が必要だ

見た時から気になっていた記事。

この円高の引き金をひいたのは、突然の「キャリー・トレード」巻き戻しだ。
遠くはニュージーランド、オーストラリア、南アフリカアイスランド、そしてイギリスにまで及ぶ利息の高い国から、国内の方が安全とばかりに、投資家が金をどんどん引き上げているのだ。

キャリー・トレードの金の殆どは、思いっ切りレバレッジかけて投機しようと、東京でないも同然の金利で借りた金だ。
というわけで、この数日間にあの規模で巻き戻されると、世界中の株式市場を軒並み暴落させることになるわけだ。

ここ数日になんだってこの仰天の大移動が始まったのやら、その原因はよくわからん。
が、どうやら2年物の金利下落で欧米から逃げ出している、日本の保険会社やら年金基金やらの動きに関係しているらしい。

日本の株式市場大暴落で福田ガタガタ - 今日の覚書、集めてみました

テレグラフの元記事。

市場はフラットであってはいけないという証左のような気がする。

今日は値がもどりつつあると聞いた(10時30分現在)。お金の動きは獰猛なのでよく分からないが、リスクの低さでも、言葉や考え方が違うでも、一様でフラットであればあるほどサイバーカスケードは大きくなることを知るべきだ。