HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

安井清さん

とてもやさしい言葉で数寄屋を語っていらっしゃる記事がサライに載っていた。

最近数寄屋を見る機会が増えた。住宅とかいまでも数寄屋の流れをくんでいるなあと感じる。

安井さんが「日本古来の力学」とおっしゃるのがとても伝わる。

所詮現代の構造力学は近似値、簡略化にもとづく演繹に過ぎない。どれだけ論理をつみかさねても、千年の時の試練を超えて帰納的にきずかれてきた証しを目にした時の感動には足りない。

軒のおさまりひとつとってもとぎすまされた美しさと力強さを感じる。


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伝統建築と日本人の知恵

伝統建築と日本人の知恵

*1:あ、これは数寄屋じゃなあからね、念のため。

*2:池の波に光が反射してとてもきれいだった。