とてもやさしい言葉で数寄屋を語っていらっしゃる記事がサライに載っていた。
最近数寄屋を見る機会が増えた。住宅とかいまでも数寄屋の流れをくんでいるなあと感じる。
安井さんが「日本古来の力学」とおっしゃるのがとても伝わる。
所詮現代の構造力学は近似値、簡略化にもとづく演繹に過ぎない。どれだけ論理をつみかさねても、千年の時の試練を超えて帰納的にきずかれてきた証しを目にした時の感動には足りない。
軒のおさまりひとつとってもとぎすまされた美しさと力強さを感じる。
- 作者: 安井清
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2007/04/07
- メディア: 単行本
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