行って来た。
http://www.infoteria.com/jp/event/e061011/
平野社長自らご出演されたデモが力入ってたね。MML(medical mark-up language)っていう医療用のXLM規格があるなんて知らなかったけど、立派なカルテの伝送、表示システムが本当に5分くらいでできちゃったのは結構印象的だった。他にも、RSS吐き出したり、APIからグーグルマップを作ったりとかできるらしい。すばらしい!
なんつうか、本当にビジネスの自動化が進められるわけだね。
これまで言われてきたOAとか結局リアルで手でやっていた文書を作成するとか、計算するとか、あるいは配布するとかいうのって、結局人間がやっているわけだから、リアルからそのまま写像したに過ぎない「オートメーション」だったわけだ。リアルの作業がそのままPCの世界に移ってきたにすぎない。
しかし、それらはすべてイベントドリブンで、個別処理が前提なので、ユーザーが自分で何かをしない限りPCはなにもしなかった。WWWとかCGIが出てきてごく狭く、専門性の高い世界では相互に連結するようになってきたけど、文書をつくるアプリケーション、計算のアプリケーション、それからウェブ上のアプリケーションをつなぐことは一般のレベルでは難しかった。この辺の仕事の仕方をデータの流れでみれば、データの作成、保管、配布、修正、加工などといった流れとなるわけだ。
それがどうも今、目の前で行われているのは数分でそれらを自動化し、グーグルマップとか外部のAPIまでつないで、ウェブで公開するとか、お知らせするとかできるようになるということなわけらしい。
いんやぁ、しかし、場違いなとこにいるな、おれ。
ちなみに今度のヴァージョンから加わる「パイプライン」という名前を聞くと、学校で習ったシティーバンクのケーススタディーを思い出す。1970年ごろ、銀行の業務をパイプラインとしてとらえ、当時のテクノロジーで流れ作業で行おうとシティーバンクが企画したというケースだった。確かニューヨークのビルを一本丸ごと事務処理専用として用意し、千人単位で人を配置し、年単位の準備をして実行した。どうなったか?みごとにパイプは破裂したわけだ。
でも、Asteriaだとすでに顧客リストに銀行の名前があるくらいなわけだから、多分当時のシティーバンクに数倍、数十倍する「パイプライン」を既にシンプルにこなしちゃってるわけだ。
なんか夢があるねぇ。
extentechと提携して、exteriaというスプレッドシートを今日発表するそうな。ウェブ上のデータにパイプラインのサーバー上で稼働するのスプレッドシートから、世界中のデータやローカルなアプリ、あるいは外部のAPIへとアクセスできるということかな?すごいなぁ。
http://www.extentech.com/estore/product_detail.jsp?product_group_id=227
「つなぐ価値」について平野さんが話していらっしゃる。「Enterprise Service Pipeline」というソリューションなんだそうだ。「つなぐイノベーション」なんか素で感動的。うるうる。
ちなみに、友人からの情報では行政でも情報を「つなぐ」方向にいろいろ進んでいるらしい。ま、外国の話しなんだけどね。