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HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」

昨日、あるところで勉強会があり、稲盛塾長がおっしゃった言葉を引用しようとしてその場で思い出せなかった。
「小善は非情に似たり・・・、あ、いや」と。あまりに恥ずかしかったので、調べてみた。

この意味は、「自己の満足のために行う小さな善行(小善)は、それが善意から発したものであっても、結果として人を傷つける(大悪)のと変わらない場合がある。それに対して心から相手の幸せを考えて行う善行(大善)は、場合によっては厳しい言葉や突き放した行動を伴うため、情け容赦のない態度(非情)と誤解されることがある。」というものです。

小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり : 「人」を活かす経営の着眼点

塾長が、「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」とおっしゃったのは、JALの再生に乗り出された頃のこと。詳細は、書くべきでないがなんとしてでもJAL再生を果たすとの想いを、塾生からの質問に答えながらおっしゃったと記憶する。「大善は非情に似たり」と、泥をかぶることになっても、JAL再生が「大善」であると。

ましてや、「小善は大悪に似たり」を理解すらしていなかった。いろいろな学びの機会をいただいているにもかかわらず、この言葉すらでてこないとは文字通り「小善は大悪に似たり」を地で行っている。自分にとっていいところだけ、自分にとって都合のいいところだけを、切り取っている学びになっているのだと反省しなければならない。

改めて、実践項目として「六つの精進」を掲げる。

①誰にも負けない努力をする
②謙虚にして驕らず
③反省のある毎日を送る
④生きていることに感謝する
⑤善行、利他行を積む
⑥感性的な悩みをしない

京セラフィロソフィ

京セラフィロソフィ

本当にこれまでどれだけ塾長からの教えに救っていただけたか。かなり深刻に悩んでいる頃に、「会社の使命とは社員の物心両面の幸福実現」と言い切れるように教えていただき、どれだけ経営が楽になったかわからない。中途半端に、社員の満足と会社を存続させるために必要な利益の確保の間で悩んでいた。利益は後、社員の物心両面の幸福実現が先と考えてからの方が経営が安定した。「物心両面」というのが大事で、給与だしているからいいだろうではなく、常に社員の心のドアをノックするにはどうしたらいいか考えている。まだまだできていないことばかりだが。

小善に陥らず、非情とみられることも顧みずに、自分の使命、大善、めざして六つの精進をしていくことは改めて誓う。