HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

一燈園生活

「無一物無所有」という姿勢に以前から惹かれていた。

正直、私などはあたたかい家、世界中につながるネット、読みたい書物、十分な食べ物にあまりに慣れ親しみすぎている。あたかも、その人工的な環境の嬰児のような存在になっている。

そこから離れた生活をしてみることで何が変わるのか、変わらないのか。無一物無所有のまねごとをしてみることで、なにが必要でなにが必要でないのか。

バランスの採れた道は、所有にもなく、無所有にない。だが、それでもそこに歩を進めてみる。