先日行った映画館にあったチラシのイラストに惚れた。水の中で半魚人と抱き合う女性。監督は、なんと「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ!これは絶対見なければと思った。
全く期待を裏切られなかった。Shape of Water、水の形。老子から取ったのだろうか?
上善は水の若し。水は善く万物を利して争わず、衆人の悪む所に処る、故に道に幾(ちか)し。
(最上の善なるあり方は水のようなものだ。水は、あらゆる物に恵みを与えながら、争うことがなく、誰もがみな厭(いや)だと思う低いところに落ち着く。だから道に近いのだ。)
老子が書いた「上善は水の若し」の真意 | NHKテキストビュー
まさにこの言葉は、映画の主役、イライザの在り方だ。
ほどよくSFしていて、ほどよく昔の映画へのリスペクトがあって、ほどよくサスペンスで、ほどよくロマンスで、ほどよくエロティック。いい映画だ。ますます、ギレルモ・デル・トロ監督が好きになってしまった。
■追記
アカデミー賞四部門受賞キタァ!
作品賞はすごい!