最近、垣根涼介一色。シリーズの中では珍しく純愛路線。
- 作者: 垣根涼介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/09/20
- メディア: Kindle版
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アキともう一人の男の「純愛」が対比的に語られる。愚かな女はどこまでおろかだ。本作で語られるように、愚かな女の尻にひかれることくらい人生の悲劇はない。しかし、どっちにしろいつかは死ぬのだから、誰からも愛されないまま死ぬのは人生の意味がない。悲劇以下だ。
途中「ワイルド・ソウル」と似た設定があった。こっちのが先だったかなと一瞬想ったが、同時期ではあるが「ワイルド・ソウル」のが先だった。
ワイルド・ソウル(2003年8月 幻冬舎 / 2006年4月 幻冬舎文庫【上・下】 / 2009年11月 新潮文庫【上・下】)
垣根涼介 - Wikipedia