HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

不景気とは適応度地形の山から降りること

人口が減ったわけでもなく、石油が突然とれなくなったわけでもなく、大半の人がライフスタイルを変えたわけでもないのに、どうして金融危機が起こるのか、定期的に不況になるのかわからない。もし、不況に意味があるのだとすれば、適応度地形の「部分最適」の峠から、一旦おりてより高い「最適解」の山へ登るためなのだろうね。

注意していただきたいのは、このぎざぎざはn次元の尺度で構成される適応度地形を模式的に1次元で描いたものであることだ。だから、右が未来で左が過去ではない。いままでの10年間くらいはこの赤い矢印のあたりを行ったり来たりしていたと考えられる。より高い峰である右の方へ移行するためには一旦居心地の良い高原を降りなくてはならない。これが変化をもたらす金融危機であるととらえる以外に意味を見いだせない。いや、そのまま底がなかったなんてこともなくはないのだが...それはたぶん大絶滅というステージだ。

ま、逆に言えばバブルが適応度地形を上がることではないと。

このようにバブル崩壊後の金融緩和が次のバブルを呼ぶ事件は、最近20年の間に日米だけで4度も起こっている。だからバブルは、また必ずやってくる。

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■あいやー!

シンクロニシティー?(笑)

*1:wikipediaの日本語版には存在しないのかな?「負の所得税」とか、「べき乗則」とか、この冬休みの宿題は英語版から日本語版への翻訳だな。