人は一度習得したスキルや考え方、問題解決の方法をなかなか捨てられないものだ。後から考えれば、新しい技術は新しい見方で、新しい立場で、とらえた方がはるかにうまく活用できるのに従来の成功体験にとらわれてしまう。
これが社会体制、一定の集団ともなればこの慣性ともいうべきものの障害はさらに大きくなるのだろう。
しかし、現在のように社会生活を潜在的に大きく改変しうる応用技術が実用化されながら長命になり世代交代が進まなくなった社会体制はある意味とても危険といえる。
この辺をつきつめていくと世代間闘争というアイデアに行き着くように思う。一定年齢以上の公職追放や逆に一定年齢以下か加わらない決議は無効だ、といったことが考えられるかもしれない。