HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ソロモンでなくダビデだった

私の中で「臣下の妻を見初め、妻を奪うために臣下を戦地においやった」のはユダヤの王国の二代目ソロモン王だと思っていた。女とは脇が甘くなりがちな二世経営者が陥りがちな罠だと、知恵のソロモン王もその罠に免疫がなかったのだと思っていた。調べて見たら、建国の王、ダビデだった。

バト・シェバはヒッタイト人ウリヤの妻であったが、後にダビデの妻となり、ダビデの跡を継いでイスラエル王国の王となったソロモンを産んだ。


ダビデがバト・シェバに言い寄る物語はサムエル記・下・第11章で言及され、歴代誌では省略されている。物語はダビデが王宮の屋上を散歩している時、水浴中のウリヤの妻バト・シェバに目を留めた事を伝えている。ダビデはすぐに彼女を呼び寄せ、関係を持ち妊娠させた。


ダビデは自らの罪を隠そうとし、ウリヤを妻バト・シェバと性交させ、子供が自分のものだと考えることを期待して、ウリヤを戦闘中の軍から呼び戻した。ウリヤは戦闘中の兵士を律する古来よりの習わしに背く事を望まず[7]、自宅のベッドで寝るよりも王宮の兵士たちと共に滞在する事を選んだ。


ウリヤ自身がバト・シェバを妊娠させたと信じ込ませようとする試みが不首尾に終わった後、王は彼の将軍ヨアブ (Joab) にウリヤを激戦の最中に見捨て、敵陣に置き去りにするよう命令を与えた。皮肉にも、ダビデはウリヤに彼自身の死を命ずる書状を持って行かせた。ウリヤの死後、ダビデは未亡人となったバト・シェバを妻に迎えた。

バト・シェバ - Wikipedia

後生の人も、ダビデのこころをゆるがせるとはどれだけ魅力的であったか、想像をたくましくしてようだ。

バト・シェバ - Wikipedia