HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

フランス語のつづりと発音

ピンズラー(?)なフランス語講座も20課まで来た。車に乗るととにかくCDをかけて、シャドーウィング、「Écoute et répète!」している。ここまでくるとしゃべれるような気がしてくるから不思議。練習するのが楽しくなってきた。まわりでフランス語しゃべれる人いなかったっけ?と探している。まあ、実際にはしどろもどろ以下の結果になるのだろうが。

ユーキャンにアフィリエイトがないのが残念。

で、練習しているうちに、全然発音しないつづり字とか、リエゾンであらわれてくる発音とかがあることにあらためて気づいて、フランス語ってつづりが先にあったとしか考えられないと想った。で、調べてみたら、やっぱりそうみたい。

フランス語のなかでも、古フランス語と現代語の間では莫大な音変化が見られる。にも係わらず綴りの変化は僅かであり、その結果として現代の綴りと発音には大きな違いが生じている。特に大きな変化として次のようなものが挙げられる。

  • 殆どの語末子音の消失
  • それに続く語末の/ǝ/の消失。多くの新たな語末子音が現れる原因になっている。
  • 古いアクセント体系の崩壊。
  • 母音の発音における重大な変容、特に鼻母音

こうした変化は、綴りの上では全く現れていない。

フランス語史 - Wikipedia

日本語はすくなくとも主要の文法だの、言葉だのは文字より先にあったのだと。しかし、フランス語はラテン語を始めとするいくつかの言語が先にあって成立している。そして、発音も千年をかけてかなり変わったと。つまり、文字が先にあって成立した言語なのだと推測する。フランス語の発音を通して、ヨーロッパの歴史に少し触れた気がした。