id:morutanさんのオススメの一品。
- 作者: 一ノ関圭
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/05
- メディア: 文庫
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それもいいんですが、一ノ関圭「らんぷの下」なんかをご覧になるとリンケージバキバキな話題ですよ。(黒田清輝についても触れてますし、同画家に知・感・情がある(これは上野あたりにあったかな?まあ周期で閲覧できるかも)
http://d.hatena.ne.jp/hihi01/20100828/1283001080#c
1975年に発表されたという「らんぷの下」。強烈に絵がうまい、迫力がある、エロスがある。不自由な時代の女の生き方、男とのからみ方が鮮烈に描かれている。女をかけた生き様すら裁ち切る激情をも。とても、25歳の画学生が余暇に書いた漫画デビュー作とは思えない。
そう、「らんぷの下」には一関圭の知情意のすべてがこめられている。本書に寄せた「エッセー」で林望が読み解いているように、一関圭がたぶん強烈に自負していた画力、誇り高いが故に自分が女であることの諦観、そして、突然の断筆までも。
id:morutanさん、よい作品をご紹介ありがとうございました。