これは僕のための映画だ。
子は父を殺さなくてはならない。
しかし、女は竜であり、命は手渡されてゆく。
それが人のさだめだ。
え、でも、まぁ、見方を変えれば、「親父、もう引退しろよ」という映画だったともいえる。それがまたとても人事とは思えないわけだが...
ま、そんで、やっぱり、ゴローちゃんてまじめなんだろうな、って感じがした。なんつうかある年代から上の「できる」人のあのおちゃめな余裕と適切な直感ってどこから来るんだろうか?この辺が、The Next Generationの弱いところだね。
あ、そうそう、なによりも、もうひとつのメッセージは「親父、お袋を大事にしろよ。」ということかもしれない。って、ゴローちゃんのお母さん、原案としてクレジットにあがっていた「シュナの旅の」の作者の奥さんが辰年であろうということを意味するわけではない。

- 作者: 宮崎駿
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1983/06
- メディア: 文庫
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