かなり時間がかかったものの読了。他の方もネットで引用されていたが、ここが衝撃的だった。
検察は基本的に世論の目線で動く。小泉政権誕生後の世論はワイドショーと週刊誌で動くので、このレベルの「正義」を実現することが検察にとっては死活的に重要になる。
この線から言えば、「ワイドショーレベルの正義」から言っても佐藤優氏のケースと今回の村上ファンド関連の「国策捜査」の間で、方向性が逆になったのだと理解せざるを得ない。これは、本当に長期に渡る「国益」にかなったことなのだろうか?国家の意思決定者は、すでに新興勢力には十分にお金は入ったから、もうこれ以上資金のポジションを変えさせることはないと感じているのだろうか?
- 作者: 佐藤優
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03/26
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