HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

伽羅先代萩

ご縁あって、鑑賞させていただいて来た。おつきあいのつもりで行ったが、存外感銘をうけて帰ってきた。

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玉三郎さんの「政岡」が本当に素晴らしかった。

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歌舞伎美人 | 秀山祭九月大歌舞伎の演目と配役

お家騒動というのは、相当に想像力をかき立てるものらしい。

仙台伊達家の3代藩主・伊達綱宗は吉原の高尾太夫に魂を奪われ、廓での遊蕩にふけり、隠居させられる。これらはお家乗っ取りをたくらむ家老原田甲斐と黒幕である伊達兵部ら一味の仕掛けによるものだった。甲斐一味は綱宗の後を継いだ亀千代(4代藩主・伊達綱村)の毒殺を図るが、忠臣たちによって防がれる。忠臣の筆頭である伊達安芸は兵部・甲斐らの悪行を幕府に訴える。酒井雅楽頭邸での審理で、兵部と通じる雅楽頭は兵部・甲斐側に加担するが、清廉な板倉内膳正の裁断により安芸側が勝利。もはやこれまでと抜刀した甲斐は安芸を斬るが自らも討たれ、伊達家に平和が戻る。

伽羅先代萩 - Wikipedia