HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

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五倫と治国と教育勅語

和辻哲郎先生の「孔子」を再読している。幼少の頃から父の中国古典を学ぶ姿を見ているので、儒教の基本の基本である「論語」と言われただけで、無条件に受け入れようと私はしてしまう。そこをあえて、原典批判から入られる和辻先生の態度に敬服せざるを得ない。 和辻哲郎先生にかかると孔子の言行を伝える古典はめためただ。司馬遷の(「史記」中の)「孔子世家」も、論語の片言隻語というか、一部の言葉と伝説をまぜあわせたものにすぎないことを見事に立証している。「論語」そのものすらかなり危うくなる。つまり…