ベトナムの方と会って話しをした。「いまでも、ハノイの市街でよい建築はフランス人がつくったもの。若い人たちは、現在の政府の腐敗が激しいので、いっそフランスにもう一度統治しもらってはといっているほど」と、聞いてびっくりした。「ハノイ」は漢字で書くと「河内」、「川の中の島」という意味だとか。それこそL'isle-sur-la-sorgueと同じ。他は、ほとんど現地で聞いた話しと共通したことをおっしゃっていた。
・「民族、宗教、言語、アイデンティティ」=国民国家形成が完了している。
ベトナムとカンボジアの印象 - HPO機密日誌
・ハノイは建都千年を昨年祝った。
・ホーチミンは三百年くらい。
・政治経済的な安定をなしとげているのは、千年くらいはひとつの民族でやってきているという背景から来ている。
・政府がなくなってもベトナムという国は存続できる基盤がある。
・「ミニ中国」とも言われるほど、中国の影響が強い。
・言語ももともと中国語。言葉の七割は中国語オリジン。
・ベトナムと日本、朝鮮半島には華僑がいない。
・共産党一党独裁。
・だが、内部は合議制。序列の上から3、4人で決めている。
そうそう、いつぞや泊まったメトロポールもフレンチスタイルだった。
近々、ベトナムにもまた行くかもしれない。もうフランス語は全然通じないのが残念。かなりのベトナム人がアメリカに移住しているともおっしゃっていたなぁ。