アニメ版は何度となく見ていた。小説版を読んで、タカオとユキノの二人の想いが、こんなにも多くの人の想いの中で醸されたものだとは!いやあ、そこまで新海さんは考えていたのかと。

- 作者: 新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2016/06/18
- メディア: Kindle版
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多少のネタバレが許されるなら、この小説の各章の語り手はそれぞれ違う。歳も立場も性別も。ああ、みんなこんなにも一生懸命生きてきたんだと。それでも、悪は表れるのだと。嘆息してしまう。しかも、それぞれの生き様があの場面のあの言葉、あの行動につながっていたと。
本当に天は新海誠さんに二物も、三物も与えたのだと思う。