HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

ペンス演説の衝撃

かなりのインパクトを感じた。まさに米中経済戦争のとどめをさそうとする勢い。

www.nikkei.com

togetter.com

中国政府にとって世界最強の国の副大統領の言葉としてインパクトがあるのは、この辺ではないだろうか?

何よりもマズいのは中国はアメリカの世論に影響を与えるために空前の努力を始めているという事だ。それは2018年の中間選挙であり、2020年の大統領選挙への環境づくりである。

はっきり言おう。トランプは指導力のある大統領だ。そして中国は別のアメリカ大統領を望んでいるのだ。…(訳注;ここの原文は "To put it bluntly, President Trump’s leadership is working; and China wants a different American President!"というカッコいいものです)

中国はアメリカの民主主義に干渉している。トランプ大統領が先週述べた通り、我々は「中国は来たる2018年中間選挙の邪魔をしようと企てている最中だという事」を発見したんだ。

我が国の諜報機関村は「中国は、連邦から地方のレベルまでのいかなる部門でも政策(決定)に利用するためにアメリカ各州と地方政府と公務員を標的としている。中国は関税のような論争の多い問題を中国の政治的影響力を増大させる為に使っている」…

実際にこのスピーチが行われてから1ヶ月あまり、寡聞にして中国側からの反応を聞かない。かなり経済戦争的にはおいこまれているので、下手に反論しては火に油を注ぐとわかっているのだろう。この「戦争」で日本が漁夫の利を得られないかと考えてしまう私は浅はかだろうか?