これみて、自分が小学生だったころの父親とのやりとりを思い出した。
これ、独自で小学生の頃、気づいた。
少なくとも40年前からそうでしたよ。最近ではなく元々です。
— タキ (@tuxeta) October 24, 2018
日本の単位が4桁(万、億、…)で英語の単位が3桁(サウザンド、ミリオン、…)の違いです。
日本 | 英語 | 0の数 |
十 | ten | 1 |
百 | hundred | 2 |
千 | thousand | 3 |
万 | ten thousand | 4 |
百万 | million | 6 |
億 | hundred million | 8 |
十億 | billion | 9 |
以下、日本語の数え方だと兆、京、垓から恒河沙、那由多、不可思議、無量大数と記憶力がよかった小学生時代は暗記したがそれは別の話し。Wikipediaにも書いてあるくらい普通の常識なのだが、つまりは商用で小切手などに使われる三桁毎のコンマは英米圏の慣習に無理に日本が合わせただけで、漢数字を使う限り四桁コンマであるべきだと小学生のわりと低学年で気づいたのだ。
で、それを父親に話した。私の父が偉いなと思うのは、それを「当たり前だろう」と言わずに「ああ、本当だ、よく気づいたね」と褒めてくれたことだ。いま、記憶に残る数学関係の思い出はこの四桁コンマ問題なので、ここが私が数学が好きになった原点であろう。たしか、当時九九がなかなか覚えられず、テレビの前にまで九九表を張り出されて一通り暗証しないとテレビが見れなかったという処置をされていた。決して、小学生の低学年までは算数、数学は得意ではなかった。
数学が好きだとなると、数学の初歩の本を買っては自分で読んでいた。二次方程式、対数、数列の初歩くらいまでは小学生時代にそれなりに理解していた。そうそう、本にあった微分積分がわからず父に風呂の中で聞いたら、窓ガラスにグラフを書いて教えてくれたことも覚えている。エンジニア出身の父だったが、解き方をそのまま教えるのではなく、関数の形にこだわらずに曲線を書いてその面積を短冊状にして足し上げるという積分の本質、あるいは接する直線の形で微分の本質を教えてくれた。
いやいや、考えてみれば父には多くを負っているなと。同じことを私は自分の子どもたちにしてあげてはいない。父の足元にも及ばない父親ぶりだなと反省するばかりだ。