発達障害というのだから、なにかモデルをもってそのモデルとの対象で「障害」というのだと私は思ってきた。
このモデルとは何なのだろうか?真っ先に思い浮かぶのはエリクソンの発達段階説だ。
乳児期(0歳~1歳6ヶ月頃):基本的信頼感vs不信感
エリクソンの発達段階・発達課題、発達理論(ライフサイクル)の特徴は? - 知育ノート
幼児前期(1歳6ヶ月頃~4歳):自律性vs恥・羞恥心
幼児後期(4歳~6歳):積極性(自発性)vs罪悪感
児童期・学齢期(6歳~12歳):勤勉性vs劣等感
青年期(12歳~22歳):同一性(アイデンティティ)vs同一性の拡散
成人期(就職して結婚するまでの時期):親密性vs孤立
壮年期(子供を産み育てる時期):世代性vs停滞性
老年期(子育てを終え、退職する時期~):自己統合(統合性)vs絶望
文科省の発達段階も、エリクソンの前半と同様の内容であるように私には思える。
(1)乳幼児期
3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題:文部科学省
(2)学童期
(3)青年前期(中学校)
(4)青年中期(高等学校)
しかし、次第にこの「モデル」の存在すらも否定されているように思う。社会的な基準がなくなっていくのは恐ろしいことだ。
私は国民たるには一定の要件が存在すると信じる側に与する。
あとでもう少し書く。