HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

In the Blink of an Eyeを読み始める

むちゃくちゃ面白い。知的刺激に満ちている。

眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く

眼の誕生――カンブリア紀大進化の謎を解く

カンブリアの進化の爆発はすでに先カンブリア時代に準備されていたと。

要旨はすでに読んだ。

最近の研究によって、その「カンブリア紀の大爆発」以前先カンブリア時代(6億年から5億5千万年前ごろ)、すでに38の動物門が誕生していたらしいことがわかってきました。そのことがわかったのは、エディアカラ動物群と呼ばれる化石の発見がきっかけでした。1947年、オーストラリアの地質学者レジナルド・スプリッグが南オーストラリアのフリンダース山脈のエディアカラ丘陵で多細胞生物の化石を採集。そのエディアカラの化石群からは予想外に多彩な生物が見つかり、「先カンブリア紀」にすでにほとんどの動物門が誕生していたことがわかったのです。さらにこのバージェス頁岩の化石群とエディアカラの化石群を比べることで、「カンブリア紀の大爆発」の本当の意味が明らかになりました。

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しかし、本書の醍醐味は著者のアンドリュー・パーカーの知的センス、イギリスの科学の伝統にのっとった書きぶりにある。

読み進むのが楽しみ。